AI BANKのランキングは、独自AIが算出した「AIスコア」の順に並んでいます。このページでは、そのスコアが何を見て、どのように点数になっているかをご説明します。
AIスコアとは何を測っているか
AIスコアは、企業の売上や利益を評価した指標ではありません。測っているのは「生成AIから見て、その企業の情報がどれだけ正しく、豊かに届いている状態か」の一点です。
ChatGPTやGeminiに「◯◯業界のおすすめの会社は?」と聞いたとき、名前が挙がる企業と挙がらない企業があります。その差は、必ずしも実力の差ではありません。AIが参照できる情報が、そこにあるかどうかの差です。AIスコアは、この「AIから見た情報の届き方」を100点満点で数値化したものです。
3つの評価軸
AIが企業を回答に登場させるまでには、①そもそも名前を知っているか、②いま語られているか、③引用してよい情報源があるか、という3つの関門があります。この3つをそのまま評価軸にしました。各軸は独立して100点満点で採点します。
名前が、どれだけ確立された存在として認識されているか。指名で探される量と、AIが業界を語るときに自然と挙がるかどうかを見ます。
いま、どれだけ語られているか。直近30日の新規記事やSNSでの言及、検索需要の伸びを見ます。急上昇ランキングの主役になる軸です。
発信した情報が、あとから誰かに参照される状態になっているか。被リンクやドメイン評価、AI回答の出典として採用されているかを見ます。
点数の付け方
検索数や被リンク数といった生の数値は、そのまま点数にはしません。業種や企業規模によって桁が違うため、大企業ばかりが上位を占める指標になってしまうからです。AI BANKでは、次の3段階で点数に変換しています。
観測 — 公開情報から実測値を集める
指名検索ボリューム、被リンク・参照ドメイン、直近の記事件数、主要AI5種(ChatGPT/Gemini/Claude/Perplexity/Google AI Overview)への同一質問セットに対する回答内容などを収集します。すべて公開情報が対象です。
正規化 — カテゴリ内での相対位置に置き換える
実測値は、同一カテゴリ(IT・SaaS、金融、製造…)に属する掲載企業の中での相対順位に変換し、0〜100に割り当てます。検索数や被リンク数など分布の偏りが大きい項目は、対数変換したうえで順位づけします。これにより、規模の大小や業種の違いを越えた比較が可能になります。
加重合算 — 項目点を軸スコアに、軸スコアを総合に
正規化した各項目に配点を掛けて合計し、軸ごとに0〜100点の軸スコアを出します。その3つの軸スコアを重みづけして合計したものが、総合の「AIスコア」です。
各軸で見ている項目
3つの軸は、それぞれ次の項目から構成されています。
| 評価項目 | 見ているもの | 主なデータソース |
|---|---|---|
| 指名検索ボリューム | 社名・ブランド名・サービス名での月間検索数。「知られているか」の最も直接的な代理指標。 | Ahrefs |
| AIでの想起率 | 業界ごとの標準質問セットを主要AI5種に投げ、社名が挙がった回数の割合。 | 主要AIの回答 |
| 公式情報の整備度 | 会社概要・沿革・サービス説明の網羅性、構造化データの実装、主要データベースへの掲載状況。 | 公式サイト等 |
| 評価項目 | 見ているもの | 主なデータソース |
|---|---|---|
| 新規記事・ニュース件数 | 直近30日に公開された、その企業に言及する記事・リリースの本数。 | ニュース・PR配信 |
| 言及量の変化 | SNS・ブログ・コミュニティでの言及数と、その前月比の伸び。 | 公開Web |
| 検索需要のトレンド | 指名検索数の前月比の伸び。絶対量ではなく変化量を見ます。 | Ahrefs |
| 評価項目 | 見ているもの | 主なデータソース |
|---|---|---|
| 参照ドメイン数 | 被リンクを張っている「サイトの数」。同一サイトからの大量リンクは1件として数えます。 | Ahrefs |
| ドメイン評価 | 被リンクの質を加味したサイト全体の評価値(Domain Rating)。 | Ahrefs |
| AI回答での引用採用 | 主要AIの回答に付く出典・参照リンクに、自社ドメインが含まれた割合。 | 主要AIの回答 |
| 一次情報の発信 | 独自調査・技術解説・IR資料など、他者が引用する理由のある情報の公開量。 | 公式サイト等 |
総合スコアの考え方
3つの軸スコアに、それぞれの重みを掛けて合算したものが総合スコアです。0〜100点で、小数第1位まで表示しています。
3軸は同じ重みではありません。AIの回答に採用されるかどうかへの寄与度に応じて傾斜をつけています。とくに話題性は短期の変動が大きいため相対的に軽く扱っており、ひとつの話題でランキングが乱高下しないよう設計しています。
配点と重みを公開していない理由
項目ごとの配点と3軸の重みは公開していません。比率まで開示すると、「スコアを上げること自体を目的とした施策」——たとえば被リンクの購入や、中身の薄い記事の量産——を招きやすくなり、指標としての意味が失われるためです。
ただし、そうした形式的な対策が効きにくくなるよう、正規化の段階で量だけでなく質(リンク元サイトの評価、情報の参照され方)を加味しています。
急上昇ランキングの算出
急上昇ランキングは、総合スコアの絶対値ではなく変化率で並べています。規模の大きな企業ほど有利になる総合ランキングに対して、「いま動いている企業」を拾うためのランキングです。
母集団は、2か月以上連続してスコアを算出できている掲載企業です。新規に掲載された企業は、比較対象となる前月のスコアがないため、翌月からの参加となります。
対象と更新頻度
対象:日本国内で事業を行う企業を中心に、公開情報からスコアを算出できる企業を掲載しています。カテゴリ(IT・SaaS/金融/EC・小売/製造/人材/医療・ヘルスケア/スタートアップ/国・地域グローバル)は、主たる事業内容にもとづいて分類しています。
更新頻度:スコアは毎月1回、月初に再計算し、ランキングを更新しています。ランキングページに表示している「最終更新」が、その回の算出基準日です。
やっていないこと
評価の中身と同じくらい、何をしていないかが指標の信頼性を決めると考えています。AI BANKのランキングでは、次のことを行いません。
- 有償の掲載枠・順位保証枠は設けていません。掲載順位が金銭のやり取りで変わることはありません。
- 企業から提供いただいた非公開情報(売上、社内資料など)はスコアに使用しません。
- 広告出稿の有無、当社サービスの利用有無はスコアに反映しません。
- 編集部の主観による加点・減点は行いません。順位は算出結果のとおりに掲載します。
スコアの読み方
AIスコアは、企業の業績や優劣を示すものではありません。「AIから見て、いまどれだけ情報が届いている状態か」を可視化した指標です。
また、3つの軸は動く速さが異なります。話題性は数日で動き、信頼性は数か月かけて積み上がり、ブランド力はさらに遅れて動きます。ある月にスコアが下がったとしても、それは多くの場合、前月に話題性が一時的に高かったことの反動です。単月の増減ではなく、数か月の傾向で読むことをおすすめします。
算出モデルは継続的に改善しています。モデルの更新によって、同じ企業のスコアが変動する場合があります。
よくあるご質問
自社のスコアの内訳を知りたい
無料の「AI診断」で、3軸それぞれの点数をご確認いただけます。さらに、実際に主要AIが自社をどう紹介しているか、競合と比べて何が足りないかを個別に調査する法人向けの「AI検索最適化診断レポート」もご用意しています。
スコアを上げるにはどうすればよいか
まず、3軸のどれが低いかを確認してください。打つべき手が軸ごとにまったく異なります。話題性が低ければ発信の頻度、信頼性が低ければ「あとから引用される情報」の有無、ブランド力が低ければ公式情報の整備と指名検索の獲得が課題になります。
なお、被リンクの購入のような数値だけを狙った対策は、正規化と質の評価によって効きにくい設計にしています。
配点や重みを詳しく教えてほしい
評価軸と、各軸で見ている項目・データソースは本ページのとおり公開しています。一方で、項目ごとの配点と3軸の重みは公開していません。比率が分かると、スコアを上げること自体を目的とした施策を招き、指標としての意味が失われるためです。
個別のご相談は、法人向けの「AI検索最適化診断レポート」で承っています。
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自社が掲載されていない
掲載企業は順次拡充しています。公開情報が一定量に満たない場合、スコアの算出精度が確保できないため掲載を見送っています。掲載のご希望はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
本サイトに掲載するAIスコアおよびランキングは、公開情報にもとづく当社独自AIの分析結果です。企業の業績・財務状況・優劣を示すものではなく、投資判断その他の意思決定の根拠として利用されることを想定したものではありません。算出モデルおよび参照するデータソースは、精度向上のため予告なく変更する場合があります。